中国の激安ECサイトSHEIN(シーイン)の商品から相次いで発がん性物質が検出されています。
いずれも韓国の基準値を超えると報道され、日本の検査ではないのですがやはり気になるところ。
更にバッグは子ども用のバッグで発がん性物質が見つかっています。
大人が使うものより深刻だよね!
今回はSHEIN(シーイン)の発がん性物質が検出された商品でバッグはどれなのか、画像付きで一覧リストを作成しました。
※画像や検査結果は韓国・ソウル市公式ウェブサイトから引用しています。
今後、SHEINでバッグを買う際の見分け方の参考にしてみてください。
また、買ってしまった場合の気になる健康への影響についても調べましたので対策にお役立てください。
バックだけでなく全商品まとめて知りたい!という方はこちらも合わせてどうぞ↓
【画像一覧】SHEIN(シーイン)の発がん性物質バッグはどれ?
2024年5月28日、韓国ソウル市は中国の激安ECサイト3社、
- SHEIN(シーイン)
- Temu(テム)
- Aliexpres(アリエクスプレス)
が販売する商品から発がん性物質が検出されたと報じています。
シーインのバッグや靴、ベルトなどの子ども用革製品計8アイテムを調査。そのうち7つのアイテムから、フタル酸系可塑剤やホルムアルデヒドなどの有害物質が検出された。
FASHIONSNAP
SHEINの商品で発がん性物質が検出されたバッグの商品リストは以下になります。
※画像や検査結果は韓国ソウル市の保健所公式HPから引用し作成しています。
子ども用レザーバッグ①
- 試験結果:
フタル酸エステル系可塑剤総含有量(DEHP、DBP) 基準値2.8倍超過(革)
⇒不妊を引き起こすなどの生殖毒性があり、その中でもDEHP(ジエチルヘキシルフタル酸)は発がん性がある可能性がある物質。
子ども用レザーバッグ②
- 試験結果:
フタル酸エステル系可塑剤総含有量(DEHP、DBP) 基準値115.9倍超過(ピンクレザー)、152.9倍(白革)
⇒不妊を引き起こすなどの生殖毒性があり、その中でもDEHP(ジエチルヘキシルフタル酸)は発がん性がある可能性がある物質。
鉛含有量が基準値超過検出(ピンク、白)
⇒主に神経系に影響を与える可能性がある。特に子供の知能および認知機能の発達遅延や、妊婦の早産リスクを増加させるため、特別な注意が必要。
子ども用レザーバッグ③
- 試験結果:
フタル酸エステル系可塑剤総含有量(DEHP、DBP) 基準値36.4倍超過(赤ベルト)、23.3倍(緑革)、1329倍(白革)
⇒不妊を引き起こすなどの生殖毒性があり、その中でもDEHP(ジエチルヘキシルフタル酸)は発がん性がある可能性がある物質。
鉛含有量が基準値超過検出(ジッパー)
⇒主に神経系に影響を与える可能性がある。特に子供の知能および認知機能の発達遅延や、妊婦の早産リスクを増加させるため、特別な注意が必要。
子ども用レザーバッグ④
- 試験結果:
ホルムアルデヒド基準値1.235倍超過
⇒呼吸器疾患、神経系の問題などを引き起こす有害物質。
SHEIN(シーイン)バッグから検出された発がん性物質&有害物質一覧
SHEIN(シーイン)から販売されているバッグから検出された発がん性物質は以下の通り。
詳しく見ていきましょう。
フタル酸エステル系可塑剤(DEHP、DBP)
プラスチックを柔らかくするために使われる化学薬品です。
基準値を超えると内分泌系障害を起こし、精子数減少や不妊症、早産など生殖機能に影響を与える可能性があります。
中でもDEHP(ジエチルヘキシルフタル酸)は発がん性がある可能性がある物質です。
鉛
安全基準以上の暴露により主に神経系に影響を与える可能性があります。
特に子供の知能および認知機能の発達遅延や、妊婦の早産リスクを増加させるため、特別な注意が必要です。
ホルムアルデヒド
水素や炭素、酸素から構成される有機化合物の一種。
主に繊維の縮みやシワ予防のために使用されますが、合成樹脂の製造原料、消毒剤、防腐剤、接着剤にも使われています。
今回使われているバッグを見ると、合成樹脂の製造原料として使われている可能性が高いですね。
粘膜刺激やアレルギー、呼吸器疾患、神経系の問題などを引き起こす有害物質とされています。
SHEIN(シーイン)の発がん性物質・バッグは拭くor洗えば平気?対策はある?
発がん性物質は拭いたり洗ったりすれば使える?
発がん性物質が検出されたSHEIN商品のバッグについて、拭いたら使えるの?洗ったら平気なのでは?
という意見が多く聞かれますが、結論から言うと、拭いたり洗うだけでは発がん性物質は完全になくならないと言えます。
なぜなら、今回バックから検出された発がん性物質を一つ一つ見ていくと、表面だけに付着しているわけではありませんよね。
フタル酸エステル系可塑剤⇒プラスチックを加工する際に使用されている化学薬品。
鉛⇒バッグのジッパー部分の金属としてに使用されている
ホルムアルデヒド⇒合成樹脂の製造原料として使用
全て原料として使われているね。
洗ったり拭いたりすることで、気化して表面に付着したフタル酸エステル系可塑剤は一時的に拭えるかもしれません。
しかし、完全に商品から除去するというのは難しいと言えそうです。
ホルムアルデヒドに関しては、水に溶けやすい性質を持っているので、洗濯することで
除去できる可能性はありますが、それは繊維の縮みやシワ予防のために衣類などに使用されている場合ですよね。
バックは意味がないね!
経皮吸収しなければ平気じゃないの?
発がん性物質が検出されたと言っても、『体内に取り込まない限り大丈夫なのでは?』
と思う人も多いようですね。
今回検出された発がん性物質が経皮吸収するのか調べたところ、経口や、粘膜からの吸収に比べると経皮吸収はごくわずかということがわかりました。
口に入れるものじゃないし、平気なんじゃない?
バッグは素肌に直接触れるものでもないし、『使っても大丈夫では?』という考えも一里あるのかもしれません。
お肉やお魚が焦げた部分も発がん性物質ですが、ちょっと食べたからと言ってすぐにがんになりませんよね。
それと一緒で、経皮吸収がごくわずかというのであれば、大丈夫なのでは?と思うかもしれません。しかし、
この辺は個人の判断にゆだねられるのではないでしょうか。
ただ、対策としては、
- 子どもが使用する場合は必ずなめたり口に入れたりする可能性がある
- 鉛は金属製アレルギーの人は反応しやすい
ということは念頭に置き、人によっては使用を避けたほうがいいと言えるでしょう。
また、今回の発がん性物質は基準値を大きくオーバーしているため、毎日使用すると、やはり健康に対して少なからずリスクもあるということも忘れてはいけませんね。
今回検出されたバッグや、類似品、特別安価なものは避けたいですね。
焦げた魚も毎日摂取していたらやはりがんになる可能性は高まります。
発がん性物質のバッグを毎日使用することは「大丈夫」と言って毎日焦げた魚を食べるのと同じことかもしれません。
個人輸入により、国の検査もなく海外の物を自由に手に入れられる今の時代は、
自分の健康は自分で守るしかないということも忘れずにいたいですね。
SHEIN発がん性物質商品は返品できる?対象商品や期限はある?
まとめ:SHEIN発がん性物質【バッグ・一覧リスト】拭くor洗えば平気?対策も知りたい
SHEINの発がん性物質が検出された問題で、バッグはどの商品だったのか、また、検出された発がん性物質による体への影響について深堀しました。
今回SHEINの発がん性物質が検出されたバッグは、子ども用のバッグ4点。
- フタル酸エステル系可塑剤
- 鉛
- ホルムアルデヒド
が韓国の基準値を大きく上回る量が検出され、健康への影響が懸念されています。
製品の原料として使われているため、拭いたり洗ったりしても発がん性物質を完全に除去することはできませんが、
経皮吸収はごくわずかな化学物質の為、バッグなら使っても大丈夫なのではという声も上がっています。
しかし、口に入れたりなめたりする危険があるお子さんや、金属アレルギー、皮膚の弱い人の使用はできるだけ避けたほうが良さそうです。
また、あまり安い商品は何らかのリスクがあるというのは世の常なので、できるだけ安全を確認できるお店から購入したいですね。
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