【図解】亀田製菓の社長がインド人はなぜ?乗っ取りの真相を詳しく!

今話題のニュース

【図解】亀田製菓の社長がインド人はなぜ?乗っ取りの真相を詳しく!

※当ページのリンクには広告が含まれています

亀田製菓の代表取締役会長 CEOがインド人のジュネジャ・レカ・ラジュさんということで注目があつまっています。

社長ではなく、正確には会長さんだね!

2024年12月16日に「日本はさらなる移民受け入れを」という発言をしてSNSでは炎上しているのです。

そもそもなぜ亀田製菓の社長がインド人なのはなぜでいつからでしょうか。

調べると、ジュネジャさんは40年も日本に住んでおり、ロート製薬はど日本の大企業の重役ポストを歴任されてきた人物だとわかりました。

2020年に亀田製菓の副社長となり、2022年から会長に就任しています。

インド人というだけで会長になったわけではなさそうですね。

乗っ取りはデマってこと?

今回の記事では

なぜ亀田製菓の会長にインド人であるジュネジャさんが就任したのかその経緯や、

亀田製菓不買運動にまで発展している乗っ取りの真相を詳しく解説します。

亀田製菓の社長(会長)がインド人はいつからでなぜ?図解でわかりやすく

亀田製菓・代表取締役会長 CEO 、ジュネジャ・レカ・ラジュさんはインド出身。

しかし、ジュネジャさんは40年以上も日本に住む日本人です。

そもそもインド人ではないんですよね。

日本語もペラペラ。日本人より日本語がうまいくらいだよ

亀田製菓の社長はインド出身・国籍は日本

ジュネジャ・レカ・ラジュさんの国籍は日本です。

ジュネジャさんが日本に来たのは1984年32歳の時。

インドの大学では生物工学博士を取得し、大阪大学工学部へ研究員としてに家族で来日したのです。

目的は、

バイオテクノロジーや微生物の研究をするため

でした。

国籍も日本に移していますし、映像でしゃべっているのを見ると日本語がすごくうまいですよね。

ジュネジャさんが亀田製菓に副社長として就任したのは2020年。

その後2022年に現職の代表取締役会長 CEOに就任しています。

【図解】インド人が会長に就任した経緯

ジュネジャ・レカ・ラジュさんが日本に来日してからの経緯を図解で見ていきましょう。

ポイント

ジュネジャさんは、インドの大学では生物工学博士を取得していました

  • 1984年(32歳) 来日 
        大阪大学工学部研究員として

バイオテクノロジーや発酵技術などを研究します。
「世の中で何か新しいものを作っていきたい」と夢を描いていました

  • 1989年(37歳)名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程を修了
  • 1989年(37歳)太陽化学 入社
  • 2003年(51歳)太陽化学 代表取締役副社長就任
            複数の海外グループ会社の最高責任者を兼任
  • 2014年(62歳)ロート製薬副社長兼チーフヘルスオフィサー就任

亀田製菓の米菓の海外進出とジュネジャさんの経歴がマッチ!

  • 2020年(68歳)亀田製菓代表取締役副社長
  • 2022年6月(70歳)より、亀田製菓代表取締役会長 CEO

なるべくして会長になったという感じですね!

ジュネジャ氏が亀田製菓に出会ったきっかけ

引用元:日経ビジネス

ジュネジャさんが亀田製菓に関わるきっかけとなったのは、田中通泰前会長(現取締役シニアチェアマン)との出会いでした。

亀田製菓に来たのは、田中通泰前会長(現取締役シニアチェアマン)との出会いが大きかったと考えています。彼から「あなたは亀田製菓をどう思うか?」と聞かれたんです。そこで私は、「人が生きるためには必ず食がいる。だから亀田製菓はなくなりません。時代に合った食を作っていけば持続可能なビジネスモデルになるのではないでしょうか」と答えました。その時はまさか、入社するとは思いませんでしたけどね。

日経ビジネス

そこから、亀田製菓の若手幹部が集まる会合に度々参加するようになっていきました。

ジュネジャさんは亀田製菓に入る前から元々「柿の種」が大好きでした。

インドに帰省するときはお土産に必ず持って帰っていたほどだったそうです。

辛くて、カレーにちょっと近いからかな。

ジュネジャ氏が会長になった理由

経歴でも見てきたように、ジュネジャ・レカ・ラジュさんが亀田製菓の会長(はじめは副社長)へ任命された理由は、専門知識や豊富な経験からと言えますね。

また、企業の国際化や新たな市場開拓を目指すためにも、ジュネジャさんの国際的視点が重要視されたと言えます。

亀田製菓では世界的な「プロテインクライシス」(たんぱく質危機)に対しての取り組みも行っていくとジュネジャさんは語ります。

私たちは「グローバル・フード・カンパニー」になることを目指しています。国内米菓事業を軸に、私たちが今取り組んでいる植物性食品のビジネスを加え、世界のトップを狙います。

alterna

亀田製菓は、国際的視点を持った「日本人」としてのジュネジャさんを必要としたと言えますね。

インド人だから社長になったというのはガセね

亀田製菓の社長は日本人

取締役・監査役(2024年6月18日時点)
引用元:亀田製菓HP

ちなみに、亀田製菓の社長は日本人で髙木 政紀(たかぎ まさのり)さんです。

右側の方ですね。

引用元:亀田製菓HP

50歳の社長さんですが、18年間たたき上げで社長にまで上り詰めた方ですので、相当な手腕の持ち主ですね。

常務取締役は、亀田製菓創業者・古泉栄治さんのお孫さん、

古泉 直子(こいずみなおこ)さんです。

スタンフォードを卒業し、三菱商事に勤められた経験もお持ちのとても優秀な方です。

すばらしい創業者一族も経営にしっかり関わっているということですね。

乗っ取りとは程遠いわね

亀田製菓が乗っ取られたと言われる理由とその真相

それではなぜ亀田製菓が乗っ取られる!という噂が広まったのか、その真相を深掘りしていきます。

乗っ取りの噂が広まった理由は以下の5つ

  • 会長がインド人
  • 移民の受け入れを奨励
  • カルロスゴーンの例
  • 商品が中国産
  • 韓国と提携

①会長がインド人

先にも述べたように会長がインド人であること、という理由だけで「インド人に乗っ取られた」と判断してしまった人が多かったようですね。

しかし、海外から日本にやって来る外国籍の経営者は年々増加していると言われています。

日本の中小企業の約27,000人が海外出身の外国経営者であるというデータもあります。

2021年時点で、日本の中小企業経営者の約0.744%に当たる約2万7,000人が海外出身の外国人経営者であると推定されています。これは、2000年と比較すると約4.7倍に上る数字です

日本政策金融公庫

例えば

  • 武田薬品工業のCEO:クリストフ・ウェバー
  • 元ソニーグループの最高経営責任者:ティエリー・ポルテ
  • 新生銀行のCEO:ハワード・ストリンガー

など、大企業の経営陣にも海外出身の外国人はたくさんいることがわかります。

亀田製菓に限らず、外国人経営者を起用することで、違った文化的背景や革新的なアイディアを取り込むことができるため、

今では外国人経営者は決して珍しくはなく、乗っ取りではないと言えますね。

②移民の受け入れを奨励

亀田製菓乗っ取りの噂の理由2つ目は、移民の受け入れを奨励です。

2024年12月16日の報道でジュネジャ氏は

日本には、さらに多くの移民を受け入れる以外に「選択肢はない」

と語りました。

日本人の職も危ういのに何で移民??

ジュネジャ氏は、来日した40年前に比べ、国内総生産(GDP)が低くなりつつある日本を懸念しての発言でした。

労働力不足の解消策として移民の受け入れが必要という見解を述べたようですね。

外国人よりもまずは、日本人労働者の生産性を高めることが必要なのでは?

という反感を買い、外国人に乗っ取られる!

という考え方にも派生している様です。

40年間日本の経済を見てきたジュネジャ氏としての視点で新たな解決案を述べたということで、乗っ取りではないと言えますね。

③カルロスゴーンの二の舞

元日産自動車のCEO出会ったカルロス・ゴーン氏。

日産の驚異的な業績回復を主導した人物でもありますが、財務上の不正行為の疑いで逮捕されというのは日本人の記憶に新しいですよね。

外国人経営者というと、カルロス氏が真っ先に頭に浮かんでしまうのはしょうがないのかもしれませんが、

ジュネジャとは当たり前ですが全く関係はありませんね。

④商品が中国産

亀田製菓は、2003年から中国での米菓の生産を開始しています。

すべての商品ではありませんが、原産国が中国という製品が存在します。

中国産になってから味が変わったという声は数年前から上がっていたようですね。

そのため外国にすでに乗っ取られている?という声も上がっているようです。

しかし、これも亀田製菓の海外進出の一環であり、コスト削減の一端も担っています。

亀田製菓の製品の価格設定が比較的安価で保たれているのも、こういった企業努力があるからと思われます。

国産だと信じてた人にはショックだよね…!

⑤韓国と提携

5つ目の理由は、韓国「農心」との業務提携です。

米菓や即席麺「辛ラーメン」を手掛ける農心とこのほど業務提携した。亀田製菓は韓国にある農心の工場で米菓の生産技術やレシピを提供する。農心ブランドで商品を発売することで、韓国の米菓市場を開拓する狙い。

2012年4月26日 日本経済新聞

亀田製菓は海外市場の販路を広げるために韓国の「農心」との業務提携をしています。

原材料の共同調達なども行い、コスト削減を狙っているようですね。

もはや国産ではなくなっているという状況から、乗っ取られると炎上しているわけですね。

まとめ

亀田製菓の社長がインド人はなぜ?ということで、

亀田製菓の代表取締役会長 CEOにインド人のジュネジャ・レカ・ラジュさんが就任した理由を解説しました。

ジュネジャさんは40年も前から日本で暮らしており、日本国籍も取得しています。

日本に来たのは生物学の研究の為で、亀田製菓の社長になるために来日したのではなさそうですね。

また、ジュネジャさんの豊富な経歴から、会社のグローバル化のために当時の副社長から任命されたという経緯がありますので、乗っ取りではないと言えます。

また、SNSで「乗っ取り」と炎上してしまっている理由は以下の5点。

  • 会長がインド人
  • 移民の受け入れを奨励
  • カルロスゴーンの例
  • 商品が中国産
  • 韓国と提携

これもジュネジャさんの経歴を追って詳しく理解すると、過剰に反応してしまっているという側面が見えてくるかもしれませんね。

-今話題のニュース