2024年7月から、米の価格高騰が続いており、「お米が買えない!」という深刻な問題が起きています。
最近の米の価格は前年の1.5倍から2倍にまで上がっていると言われていますね。
この価格高騰の背景には、買い占め業者の存在があるとのこと。
特定の業者が投機目的で米を大量に買い占めているため、価格がさらに引きあがっているのです。
中国系のスクラップ業者や、人材派遣会社が転売目的で買い占めているという情報がありますね…。
さらにお米が買えなくなっているのね

しかし、米価格の高騰は、買い占めだけではないという専門家の意見も。
実は50年以上行っている政府の減反政策もこの問題に影響を与えているのです。
今回は、
米の買い占め業者がどこなのか特定すべく調べました。
また、減反政策など多くの問題がはらんでいる米価格高騰の本当の理由を調べました。
米の買い占め業者はどこ?中国系転売ヤーや人材派遣会社など
【緊急】米21万トン買い占めの戦犯、ついに特定される
— ALPHA (@alfalfaGeinow) February 14, 2025
スクラップ業者が利益目的で買い集めているらしい pic.twitter.com/667i59lFWR
米を買い占めている業者はどこなのでしょうか。報道では、
異業種や外国人が買い付け競争に参入している
と言われています。
「消えた米21万トン」はどこへ?

2024年の米の生産量は前年よりも18万トン増加しているにもかかわらず、集荷業者が集めた量は21万トン減少しているとのこと。
この21万トンがどこに行ったのか。
これに対して江藤拓農林水産相は
米はある。どこかにストックしている
と2025年1月31日の会見で述べています。
買い占め業者はどこか特定!
お米を買い占めている業者はどこなのでしょうか。
具体的には、
- 中国のスクラップ業者や、
- 人材派遣会社など、
今まで市場に参入したことの無い業者が投機目的で購入しに来たという農家さんからの証言が複数上がっているようです。
この状況で転売をもくろむなんて許せないね!

「米をパッケージ化して小売する」という目的で買い占めが起きているということですが、消費者として気になるのが
買い占めされたお米の保存状態ですよね…。
今後、備蓄米放出を前に買い占め業者が慌てて市場に出された際に、適切に保管されていなかったお米が出回る可能性があります。
スクラップ用の倉庫で保管された米なんて誰も食べたくないわwww
など、不適切に保管されたお米が市場へ出回る事への懸念の声がSNSでも多く上がっていました。
私たち消費者は、購入する際注意が必要ですね。
政府は「備蓄米放出」へ
政府は備蓄米の放出を計画しており、これが市場にどのような影響を与えるかが注目されています。
農産物の流通研究家・日本総合研究所の三輪泰史さんは、
- 3~4割安くなるまで一気に下げていく
- 3月末~4月ぐらいには効果が表れるのでは
と見解を述べています。
買い占めが亡くなることで価格の安定化につながり、消費者の元に安心できるお米が届く日が待ち遠しいですね。
米の価格高騰の本当の理由は減反政策?
米の買い占めが解消されても、米不足や米の価格高騰を根本から解決できないですよね。
では2024年から起きている米の価格高騰の本当の理由は何なのでしょうか。
コメが不足しているのは『減反政策』のせい
元農水官僚の山下一仁・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹が、2024年8月18日の毎日新聞の記事のインタビューで語っていました。
減反政策とは

減反政策(げんたんせいさく)は、1970年代から実施された農業政策。
農家に対して米の作付面積を減少させるよう指導し、他の作物への転作を促進する
といった内容です。
具体的には、「米農家が麦や大豆など他の作物に切り替える場合、国が補助金を出す」といった仕組みです。
戦後日本は、パンやパスタなどの主食が増えたため、同じ量のお米を生産していたらお米が余って価格が下落してしまいます。
農家を守るための解決策として、生産を減らし、米の価格の安定を図る目的だったんですね。
減反政策が米価格高騰の理由になっている事実
しかし、減反政策は
インバウンドで消費が増えたり、
2023年のような猛暑や台風で米の生産量が少しでも減ると
あっという間に米不足を起こし、価格が高騰を招いてしまいます。
これが今の現状なのです。
ちなみに減反政策は2018年、安倍晋三政権が廃止したと勘違いしている人も多いですが、廃止したのはコメの「生産数量目標」だけ。
生産を減らせば補助金を出すという政策は何ら変わっていないのです。
私たちはもっと本当のことを知る必要があるね…

140万円程度では社会保険税の上昇を全くカバーできない。スーパーを覗くと、米が10キロ5,000円に迫っており、物価高に全く追いつかない。
— デューク🇯🇵 (@6LEjH8DcDxuhN1s) February 7, 2025
アホな減反政策継続のつけだけでなく、金融政策の失敗、増税一本槍の超無能無策のつけが一気に言い訳出来ないレベルで噴出している。https://t.co/0TlyhuAZ1Z
減反政策をしているのは日本だけだと山下氏は述べています。
米国や欧州連合(EU)は、減反するより、たくさん作って輸出した方がメリットは大きいと知っていると語っています。
米の生産量増加が解決のカギ
減反政策を続ける限り、同じような事態は繰り返される
といいます。
2024年の米価格高騰は、2023年の猛暑や台風などの異常気象が発端となり、米不足が原因でしたが、
減反政策のため、消費のささいな動きで米はすぐ品薄となったのです。
現に2024年9月以降も米の価格高騰は続いていますよね。
世間の声
米だって鮮度が命なんだから、買い占めも、投資も、備蓄も、
— みわゎん (@miwa_wan) February 11, 2025
農家さんが心込めて育てた食べ物の、美味しいという本来の値打ちを落としてどうする?やねんけどな☹️
他人が作った商品で転売益商売といえば中国人の発想やな。
日本人はこういう時に我慢したり分け合ったりする。 https://t.co/PHJh3RZcB4
すっごく…凄く大事な事やってる…
— coyuki (@coyuki_conayuki) September 12, 2024
減反なんて消極的な政策してないで
作れるだけ作って国内で安く流通
余れば高値をつけて輸出。
国内が米不足になれば輸出量を調整。
スーパーにはないが
在る所には在るという
この今回の曰く付きの米騒動
ピンチがチャンスの件
希望が持てる特集#ラジタマ https://t.co/IacIooWjfT
アメリカは小麦を売りつけられるし日本はアメリカに依存するし不健康にさせられるしアメリカ様からしたら良い事しかない。
— 抵抗ちゃん@日本ファースト (@CVKruwahYEBpNLt) January 1, 2023
+JAもアメリカの手先なのか減反政策にばかり力を入れるし使用する農薬にもアメリカ様の言いなりのように農家たちに対してケチつける始末。
そりゃあ農家の人達が辞めてくわ https://t.co/ALl0MINSeH
コメは国民の主食ではなくなる
— 水谷 聡 (@satoshimiz) February 10, 2025
長すぎた減反とコメ農家の高齢化
非知性の農業政策のつけを一般国民と農家が支払うことに
まとめ:米の買い占め業者は誰か特定!本当の米価格高騰理由は減反政策?
昨今の米の価格高騰に伴い、米の買い占めが起来ているという報道を受け、買い占め業者は誰なのか調べたところ、
- 中国のスクラップ業者、
- 人材派遣会社など、
今まで市場に参入したことの無い業者が転売目的で買い占めを行っている事実が報道されていました。
政府は、備蓄米の放出を進めることで市場の安定を図るとのこと。
転売目的のお米は保存状態が不適切の可能性があり、出回った場合は、消費者は注意が必要と言えそうですね。
また、米不足からの価格高騰の一因として、政府の減反政策も挙げられます。
米の生産量をコントロールし、急な価格下落を防ぐことで農家を守るために実施されていましたが、逆に生産が追い付かない現実を作ってしまっているのですね。
米不足や米の価格高騰には様々な要因が絡み合っていると言えますね。